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過去の日記:
05/5/〜06/6/)
01/2/25〜02/8/9
99/10〜01/1/15(さらばniva/おふ/緊急支援/かたっちゃう/CDR/BIOS/賃貸物件/お絵かき/トーマスとねずみ/免停/ガキのままの親など)
99/1/4〜99/9/(あけまして/クロックアップ/肩甲骨/DTM/GDMF400/など)
98/7/19〜98/12/15(トレカ/セスナのノーズアート/車検/X68K再起動/TVR−VIXENなど)
98/3/27〜98/7/13(Revolution3D/ニーヴのエンジン/至高道紀(至高道紀)氏/ICQ/Q車など)
97/7/20〜98/3/17(夏コミ/九十九電気のCM/冬コミ/CGのお仕事/小学館新人コミック大賞/鉄拳3/PM-2000など)
97/3/28〜97/7/12(10000サンクス/アンケート/ガス欠/PC交換/夏コミ関係/2000サンクスなど)
97/1/17〜97/3/9(ARTPAD2PRO/MD-2000/天野喜孝/さらばX68000など)
96/10/13〜97/1/11(車の調子/タイトルCG/WGP-VG4S/冬コミ/パフェ/などの話)
96/9/15〜96/10/8(HなCG/マニアックな話/DPI/Painter/ARTPAD/など)
96/8/24〜96/9/8(セラムン/国産車/このHPが出来るまで/など)


2006/5/13:「Wacom Cintiq 21 UX」

大変ご無沙汰しております、まんぞおです。いや、一年開いてますよ。ここ(;・∀・) 隼を買ってから余暇は殆どそれに費やしてたし、仕事も変わってちょっと精神的余裕もないわで 随分とお絵かきには遠ざかってましたわ。 その隼も昨年秋に昇天されておいらも昇天しかかったわけです。っていっても、肩の骨を2本折る程度で済んだのは、 ぬあわkm/hでふっとんだことを考えれば全く以って運が良かったと考えるしか無いわけで、 仕事を2ヶ月近く休んで療養してるときに考えておりましたよ。

「やっぱバイクっておもしれー!隼ほしー!!」

...orz

とはいえ、周りに多大な迷惑をかけたこともあって暫くの間は我慢して乗らない事に・・・ 昇天するまでの数ヶ月間だけバイク関係のblogを立ち上げてましたので、興味のある方はこちらもどうぞ。 さて、年も明けてふとタブレットを触りたくなった頃に今度はタブレットが壊れてしまった・・・orz 全くペンを認識せず、しかし付属の専用マウスは認識する(多分、ペンがいかれたと思う) なわけで、でっかいマウスパットと化した巨大タブレット(0912タイプ)でしこしこネット環境は 維持されてたわけだが、最近になって今度はディスプレイが駄目になる兆しが現れてきた。 時折「ピシッ!」と鳴りながら色が変わってしまう・・・・さすがに踏ん切りをつけなければということになり ついでに両方とも更新と相成った。

Wacom Cintiq 21UX

ちうわけで、ワコムの液晶ペンタブレットですよ。 いや、趣味の分際でとか言う人もいるかもしれないけど、なんか、これは一寸前からの憧れでしてね。 その昔、日立レベル2にX-Yプロッタを繋いでラムちゃんの絵を必死こいてデータ入力して描かせてるときに 隣ではpc88のカーソルキーを使ってディスプレイ上にラムちゃんを描いていてすごく羨ましかった。 おいらがカーソルキーを使ってやっとディスプレイ上に絵が描けるようになったころ、学校の部の先生が出たばかりの初代 マッキントッシュを使ってマウスで絵を描いていてもの凄く憧れた。やっと憧れのx68kを入手した頃にはPC98でMPSシステムに タブレットを使ってお絵かきしてるのが流行り始めてこれまた憧れた・・・・。 「ディスプレイ上にペンを使って直接描き込める」 こうした歴史の中でこれは究極の夢でしたね。数年前から存在は知っていたものの、たまたま上に書いたような 事情でちょっと調べだしたらもお、虜になってしまったのだった。。。 じゃあ、なんでラインナップの中からこの21UXなのかといえばこれしか選択肢が無かったから。 15インチのDTI-520 17インチのDTU-720。調べると液晶パネルの質が劇的に良くない。視野角が狭すぎる。 絵を描くときは多分30cm以内に寄って描くことも多いと思うけど、画面の小ささを考えても仕様の視野角では 色を塗ることは出来ないと思う、いや、出来たとしても、一筆色を入れるたびに縮小/拡大を繰り返さなければ ならないんじゃないかと思う。同程度の視野角を持つ液晶ディスプレイをショップで確認したが、あれでは使えんだろ。 画面から60cm以上離れてみても中央と両サイドの色相が変わって見えるようじゃあ話にならん。 っていうか、今時あんなに視野角の狭いパネルを使ったディスプレイは殆ど無かったが・・・ で、やってきましたWacom Cintiq 21UX(DTZ-2100)。うちの部屋にある物の中で一番高価な品^_^;)。 早速インプレッションなどを・・・(って、もう発売されて1年以上経ってるシロモノですが)

■液晶パネル部

・液晶パネルはナナオの985EXとベースがほぼ同じ日立S-IPS仕様らしい(コントラストなど若干違う)21.3インチ。 ・UXGA(1600x1200) ・視野角は170/170で上下左右どの角度から見ても色相が大きく変わることは無かった ・発色・階調等、ブラウン管モニタと比べても特に劣っているとは感じなかった。良好。 ・ドット抜け無かった(ラッキー♪)

■タブレット部

・インティオス3相当らしいが、インティオス2と比べて書き味の違いはおいらは実感できないっす^_^;)つーか、  おいらはただガシガシ描く方なので繊細な違いは判らん。 ・左右にそれぞれ付いているファンクションキー+トラックパッドはすごく重宝する

■スタンド類

・スタンドに乗っけたキャンバスは左右にそれぞれ180度スムーズに回転する。コレ至極重宝!  回転機構に特にロックなどの機構は無いため紙でそうするように好きなときにすぐ好きな角度にキャンバスを回転できる ・本体後部に左右に出ている上下角調整レバーはそれなりに便利 ・腕をキャンバスに乗せ描く等してても、どの角度でも不安定さは感じさせない

■使用感想

・液晶パネルゆえ楽に90度回転させた縦長画面での作業も可。nVidia製グラフィックボードを持ってる方なら  ドライバーで90度回転時の画面をサポートしている。今までブラウン管モニターしか使ったこと無かったから  こんな使い方は思いもしなかったので結構感動した
hako hako

通常での横長画面

表示倍率は右の写真と同じ状態の縦長表示。このへんはビデオカードのドライバーがサポートしてくれているのでありがたい。ただし、この状態をタブレットドライバーは十分には対応してくれていないようで、横長状態よりも周辺部のポインターブレが酷い

・ガシガシ描くのがに非常に楽しい!次にココにペンを持っていきたいという狙った場所に確実に一発でペンが行き、  キャンバス上に思い描いた曲線がそのまま牽けるというアタリマエの事が出来るのがとても気持ちが良い。  タブレットのときに常に感じていた微妙な思考のラグが無くなり、より直感的になったって感じか。
耳でもつけたれー 鎖骨わーらん。こんぐらいか

早速なんかガリガリ描いてみようとガシガシ描いてる図

気軽にグリングリン回して描くことも出来ます。いや、こんなラフなのを描いてるときは本当は必要ではないけど^O^;) 線画の仕上げとか、かなり心強い仕様です。

・発色は特に問題無し。下の落書き程度を描いてる分には、着彩してるときに画面にかなり近づいて塗ってたんだけど  塗ってる部分に常に視線を移動してるわけだから後述の色の変化や違和感は結局感じなかった。
ばにやんやっぱ赤やろってボディペイント んでもにーそ

さっさと塗ってみようとこんな状態の線画でちゃっちゃとてけとーに色をのせてこんな状態で終了(;´∀`)

かなり斜めから望む図。これは横からだけど、上下からみても同じ。特に色相自体に変化は殆ど無いです。

■問題点■

いい事尽くめのようだけど、ちょっとこれはどうかなあと思うこともある。 ・液晶パネルの視野角による色の変化・ 確かに液晶パネルとしてはかなり良いほうだと思う。が、視野角による色の変化がブラウン管のように全く無いと言う 訳ではない。パネルに近づいて描き込みをしてるときなど、特に真っ白・真っ黒なキャンバスで描いた場合 視点から離れた場所は若干ではあるがコントラストが低下してわずかではあるが、黄色がかって見える。とはいえ 50cm程度以上離れて中央で見た場合はそれもほぼ感じられないので着彩時に障害になるとは思わないが。我慢を強いられるような ものでもないと個人的には思う。 着彩の時、常に30cm程度に近づいて眺めなければ気がすまない(度々離れて確認するのができない)ようなプロスペックな 時間短縮主義の方は、ブラウン管ディスプレイで着彩作業をしたほうが効率的かもしれません。 ・タブレットのポインターの問題・ #ポインターのズレ 調整を行ってもポインターは左右で若干ずれてる。でもそれは本当に僅か。常にペンの上部延長線上に視線を置いて 左右に移動したときにそのズレを確認してみると、正確に調整できていれば1ミリもずれは無い程度。だが視線を画面中央に 固定させて左右にペンを移動した場合結構ズレを感じる。 これは液晶表面とペンをこすりつけるタブレット表面(液晶保護アクリル版)の厚みの視差に寄る所が大きいと思われる。 また、これは仕様上でも書かれているが、天地左右それぞれ20mmぐらいの範囲は明らかにポインターはずれています^^;)
hako hako

タブレットペンほぼ真上から見たポインターの位置。ほぼズレ無し

かなり斜め横から見たポインターの位置。保護版の厚み分もあってずれて見えます

#ポインターのブレ これは液晶タブレットに限ったことでなく以前からも言われていますが、21UXは普通のタブレットよりも確実にブレは大きいです。 天地左右それぞれ20mmぐらいの範囲が特に酷い。でもそれ以外の範囲ならウチの環境では線が乱れるようなブレは無いです。 #ポインターの遅延 高速で線を引いたときに感じ取ることが出来ますが、別に酷く遅れると言うものではないようです。というか、 液晶タブレットでは実際のペンの移動とポインタの移動の両方を一緒に目視出来るため遅れているのが判るけど 多分、普通のタブレットでもポインタは遅れているんではないかと思う。見えないだけ。 そんな程度の違い。線の質とか書き味に影響があるものではないです。 ・タブレットドライバーの問題・ 現在最新バージョンのタブドライバー(Windows V4.93-3Jwi )ではPainterで描写中、右端のほうを描こうとすると左端にラップされると言う 笑える仕様になってます^_^;)ま、そこのへんを描写範囲に持ってかなければ問題ないし、こんな大きな不具合は次には直してくれるでしょう。 バージョンを古いものにするとこの現象は現れませんが、ポインターのブレが凄く酷いです(逆にドライバーの バージョンアップによってブレがだいぶ改善されたと言うことですな)

hako

右のほうに描いて行くと突然直線が引かれ、左にポインタが移動します。なんじゃこりゃ

※追記(6/8):現在英語版の最新ベタドライバー(Beta-Driver 4.96-3 for Windows 2000, XP and XP x64)では  上記障害は解消されていました。良かった^_^;)     →http://www.wacom.com/productsupport/drivers.cfm?os=win2000&product=Cintiq21UX ※追記(6/30):現在英語版最新ドライバーが正式にリリースされています (6/27 Driver 4.96-7a For Windows 2000, XP & XP x64) 上記障害解消他、ポインターの安定性がすこぶる向上しました^・^) →http://www.wacom.com/productsupport/drivers.cfm?os=win2000&product=Cintiq21UX ・右手が邪魔で描きづらい・ これは日常的にタブレットを使っていて紙で描く事を久しくしていなかった人たちに出ている問題でしょう。おいらもそうだけど。 これは普通のタブレットがこの点で非常に便利だったと言うことですね。

■んなわけで■

問題点もあるけど、何れも致命的なものでもなく今まで通りに作業が出来ます。また、そんな細かいことは消し飛んでしまうほど 画面に直接描き込める事による利点は大きいと思う。 今のところ上の写真とかで描いてるような落書きばかり書いてるわけですが、公開するかどうかはわかんないけどまたいずれHP上に 作品をUPすることも考えてポチポチと書き溜めていこうと考えてるこの頃です。

Cintiq 21UX

現在の環境。SONYのGDM-F520(21)は左に移ってもらって退いた場所に21UXを据える。 この状態で真中の柱にあたる事無くぐりぐり回転できます。F520は完全には壊れていないし 色の確認もしたいので一応置いておきます。しかし、でかいよ21UX(;´Д`)



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